「拝啓、ちばあきお先生」感想掲示板
谷原との実力差(執筆裏話) - 記憶(管理人)
2025/05/03 (Sat) 18:58:57
先ほど投稿しましたように、需要があるかどうかは分かりませんが(汗)、小説執筆の裏話について、この掲示板で時々書いていこうと思っています。
今回は、執筆開始時点で最も頭を悩ませたこと。それは言うまでもなく、「谷原との実力差」ということです。
原作踏襲は当然として、いつもの対戦相手研究&特訓だけでは、読者に対して谷原撃破に“説得力を持たせられない”と思いました。
そこで設定したのが、谷原に匹敵する甲子園強敵との試合。それが箕輪(前年夏の優勝校)との練習試合及び西将学園(春の優勝校)との招待野球です。この二校に善戦すれば、「墨谷が確実に強くなっていった」過程に説得力を持たせられると。
ただ……新たな強キャラ登場は、原作世界観を壊してしまう危険もあります。特に執筆開始時点では、私自身まだ「プレイボール」世界をまだまだ把握しておらず、手探りでした。この二校との対戦を違和感なく描けたかどうか、今でもあまり手応えがありません(苦笑)。
Re: 谷原との実力差(執筆裏話) - 軍師見習い
2025/05/03 (Sat) 19:56:43
記憶さん、こんにちは。
箕輪との練習試合、そして西将学園との招待野球、いずれも墨高が谷原撃破への説得力を増すものとして、違和感なく十分に機能したと思っています。
最も良かった点は、善戦しただけでなく、「データの少ない相手に対し、試合中に情報収集をして善戦した」ことが描かれていたことかなあと勝手に思っています。
もちろん、井口の覚醒、イガラシの投手復帰、松川の成長、谷口の故障明けの更なる技量アップ、片瀬の再生、打撃力・守備力の向上等、内部的な要因がベースにあったことも重要ですが。
原作の続編で新たなキャラクターを登場させるのは難しいですが、そこは原作を愛し、熟知している記憶さん。しっかり溶け込んでいたと思っています。
これからも、記憶さんの作品を楽しみにしています。
Re: 谷原との実力差(執筆裏話) - 記憶(管理人)
2025/05/04 (Sun) 08:19:39
軍師見習いさん、ありがとうございます。
違和感なく読んでいただけたのなら、良かったです。あの頃、まだまだ私も原作世界観をつかめたわけじゃなく、箕輪戦も西将戦も「もっとこうしていたら…」と思う箇所が結構あります(苦笑)。
また、この二試合に関しては、私自身(もしかしたら読者の方にも)に“墨谷の甲子園での戦い”を具体的にイメージできたという点も、大きかったと思います。甲子園出場イコール「箕輪、西将と戦い」のだと。そしていずれ……おっと、これ以上はやめておきましょう(笑)。