「拝啓、ちばあきお先生」感想掲示板

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箕輪というチーム(執筆裏話) - 記憶(管理人)

2025/05/04 (Sun) 23:34:19

 谷原との練習試合の後、私が最初に登場させた“新キャラ”が箕輪というチーム、そしてエースの東(ひがし)でした。

 お察しの方も多いでしょうが、箕輪のモデルは公立校初の甲子園春夏連覇を達成した和歌山の伝説の強豪・箕島となります。そしてエース東は、春夏連覇時のエース石井毅……ではなく、同校にとって二回目の選抜優勝時のエース・東裕司(あずまひろし)氏です。

 東氏については、定時制高校に通いながら甲子園出場を果たした「努力のエース」というエピソードを聞いたことがあり、どことなく「プレイボール」の世界観と合っている気がしました。さらに、前述の通り箕島は公立校。言うなれば彼らは、強くなった“未来の墨高”と見ることができたのです。

 つまり箕島モデルの箕輪を登場させることで、私は墨高の甲子園出場が、決して夢物語ではないことを示したかったわけです。

 ところで、箕輪のエース東以外の選手名は、同じ和歌山の強豪・智弁和歌山から取っている。私はリアルタイムで箕島を見ていないのですが、智弁和歌山の名勝負の数々を見て育ちました。特に好きな試合が、97夏の浦添商戦と00年夏の柳川戦です。
 このように、選手名やチーム設定の背景からして、箕輪は私にとって、かなり思い入れのある対戦校と言えます。

 さて、これだけ思い入れの強いチームを、私は作中で甲子園大会にも出場させています。当然、彼らはまだ勝ち残っている。それが何を意味するかは……読者の方なら、とっくにお見通しのことと思います。

Re: 箕輪というチーム(執筆裏話) - itou

2025/05/06 (Tue) 08:01:16

作者様、箕輪高校の裏設定の解説有難う御座います。この話を読んでみると、ちばあきお先生は谷口たちの甲子園出場をリアルな設定として考えていたのだと良く分かりました。公立高校も才能のある選手と監督の采配次第でここまで強いチームが作られると感慨深く読ませていただきました。作中の箕輪高校にも大いに暴れてもらいたいと改めて思いました。

Re: 箕輪というチーム(執筆裏話) - 記憶(管理人)

2025/05/06 (Tue) 11:38:21

 itou様、コメントありがとうございます。

 あきお先生が、箕島のことをどれくらい意識していたのかは分かりません。ただ当時、箕島を始め池田、広島商、松山商……甲子園を席捲した強豪の多くは、公立校です。こうした前例もあることから、墨高が甲子園に出て旋風を巻き起こしたとしても、何ら夢物語ではないということはご理解いただけるかと思います。

 作中の箕輪は……そうですね(汗)、もう少ししたら明らかになるはずです。それまでお楽しみに!

Re: 箕輪というチーム(執筆裏話) - 軍師見習い

2025/05/06 (Tue) 11:50:42

記憶さん、こんにちは。

箕輪=箕島=公立・甲子園春夏連覇
エース東(ひがし)=箕島のエース東(あずま)氏=「努力のエース」

まさに原作プレイボールの世界観にピッタリですね。
そして、墨高の甲子園出場という目標達成には、なくてはならない高校だったのですね。さすが記憶さん!!
確かに、作品中でも東のセリフの中で、箕輪と墨高を重ね合わせて語る場面がありましたね。

練習試合では、箕輪は東を欠き、墨高は谷口を欠いて引き分け。
甲子園での再戦が叶うことを願って、墨高を引き続き応援したいと思います!

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